小瓶で遊ぶ漬け酒づくり

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今回は、手軽にはじめられる漬け酒の作り方をご紹介したいと思います。
題して、「小瓶で遊ぶ漬け酒づくり」

小瓶で遊ぶ漬け酒づくり

と、その前に漬け酒についてのおさらい。

漬け酒は、蒸留酒に果実やスパイス・ハーブをはじめ、様々な具材を漬け込んでアレンジを加えたもので、混和酒と言います。お馴染みの梅酒やコーヒー焼酎などもそのひとつ。そのほかにも具材によって果実酒、花酒、スパイス酒と分類されたり、漬け込み酒やスパイスド〇〇など様々な表現があります。ラム酒やカシャッサの生産地であるカリブ・ラテン諸国やブラジルでは、パンチやアランジェ、インフュージョンなどと呼ばれていて、飲食店での提供をもちろん、各家庭で楽しまれていたり、お土産として露店で売られていたり、地域の風習として深く根付いています。ちなみにパンチとは、元来、ヒンディー語の5つという意味で、もともとのレシピでは、「酒、水、砂糖、柑橘類、スパイスや紅茶」の5つが使われていたと言われていて、現在ではアレンジされたレシピやパンチカクテルとしても広く知られています。

漬け酒の3つの楽しさ「飲む・作る・育てる」

漬け酒研究室では、ラム酒やカシャッサでつくる漬け酒を専門に研究をしていますので、作り方はフレンチカリブなどのラテンスタイルをルーツとしながら、アレンジを交え、独自のスタイルを展開しています。先日、「漬け酒研究室ワークショップ」を開催するにあたり、改めて僕が感じている漬け酒の魅力を考えてみると、「飲む・作る・育てる」の3つの楽しさが浮かんできました。

飲む楽しさ

そもそも原酒に使うラム酒やカシャッサがおいしい。これはすごく大事なポイントですね。そして、それらを飲み、個性を味わいながら、思いつく果実やハーブ、スパイスなどの具材とペアリング感覚で探りながら、組み合わせのイメージを広げてゆく楽しさがあります。

作る楽しさ

漬け酒の作り方は法の範囲内であれば基本的に決まりはないので、思い思いのアイデアで自由に創作できるのがよいところです。いろいろと試行錯誤する過程で、様々な気づきや、新たな美味しさの発見があります。そうした積み重ねが独自のレシピやスタイルに発展してゆく楽しさがあります。

育てる楽しさ

漬け酒は漬け込みの過程に加えて、完成後も共に過ごす日々と共に変化してゆきます。その時々の味わいや相性の良い飲み方、カクテル、さらに具材やスパイスを加えてアクセントをつけるなど、アレンジを加えて、おいしさを育ててゆく楽しさがあります。
また、漬け込む容器のデザインやサイズで遊んでみたり、ピクニックやキャンプなど飲むロケーションを設定したり、スイーツ・食とのペアリングなどアイデア次第で楽しさは広がります。

と、こんな感じです。いかがですか。試しに作ってみたくなりませんか?
とは言え、どこから手をつけようか?と思われる方も多いでしょう。ベースのラム酒やカシャッサを1本使う漬け酒(漬け込み酒)のレシピは、「漬け込み酒100レシピマラソン」でも紹介してますが、飲食店での提供や日常的に消費する方でないと、いきなりこの量はハードルが高いのかも知れません。そこで、試してみたのが「小瓶で遊ぶ漬け酒づくり」です。おすすめのポイントはコチラ。

小瓶で遊ぶ漬け酒づくりのポイント

バリエーションで「漬けくらべ」

既製品のラム酒やカシャッサのボトル容量は、1本あたり670mlから700ml。お気に入りの銘柄を1本用意すれば、100ml程度の容量の容器なら、6本から8本程度作ることができます。(※具材の加工や分量にもより異なります)
生のフルーツやドライフルーツ、スパイスやハーブをはじめ、自由な具材の組み合わせで数種類の「漬けくらべ」が楽しめます。この方法は、レシピの研究に役立っているので、自分好みの漬け酒を見つけるのにも役立つと思います。

通常のサイズに比べて「仕上がりが早い」

具材の加工や分量により異なりますが、約1週間から10日間ほどで飲みごろになります。

「シーン」で楽しむ

飲み切りサイズなので、持ち運びにも便利。ロケーションを変えてピクニックやキャンプ、フェスなど野外で味わうのも楽しそうです。作ってあげたり、作ってもらったり、ちょっとした贈り物に喜ばれそう。雑貨屋やガラス専門サイトでは、小さなサイズのガラス容器がたくさん売られています。お気に入りの容器を揃えて並べてコレクションしてゆくのも楽しそうですね。

いかがでしょう。どんどんイメージが湧いてきませんか?
日々の暮らしが豊かになる「漬け酒ライフ」をお楽しみください。

執筆者:漬け酒研究室 山本浩二

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