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ごぼう ゴボウ 牛蒡について調べてみた

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先日、ゴボウの漢字を辞書アプリで調べていると、関連漢字に気になる言葉がありました。「たたきゴボウ」に「すかしたゴボウ」。どちらも調理方法かな?っと思ったのですが「たたき」は想像ができても「すかした」とはどんなものなのかさっばり皆目検討がつかなったので調べてみました。

ゴボウについて

たたきゴボウ(叩き牛蒡)

字面だけをぱっと見たときは、鯵のたたきのように包丁でたたいた状態を想像してしまい、せっかくのゴボウの歯応えが台無しな料理を想像してしまったのですが、そこは検索してすぐに誤解を解くことができました。

正しくは、めん棒などでゴボウをたたいて味を染み込みやすくして味付けをした料理のこと。繊維を軽く壊すようにたたくのがポイントです。関西の一部の地域ではおせち料理にも出されるようですが、東北生まれの私には馴染みがありませんでした。ということでたたきゴボウに挑戦。
たたきごぼうのレシピはこちらからどうぞ。

すかしたゴボウ(透田牛蒡)

一方こちらは、かっこよさげなネーミング。これも料理名?と思いきや植物でした。アブラナ科の雑草で湿地や田んぼのあぜに生えているのですが、根がゴボウみたいだからゴボウの名を冠しているとかいないとか…

そもそも「牛蒡」の漢字が気になる。なぜ牛?

ゴボウのひげ根が牛の尻尾に似ていたこと。ゴボウに似た植物に蒡というものがあり、ゴボウが蒡よりも大きかったことから蒡に牛を付けて「牛蒡」になったとか。漢字からは強そうなイメージを受けますね。でも日本や韓国以外では根を食べる習慣がなく薬用として用いられています。「牛蒡」と漢字で表記する方が薬効が高そうですね。

日常食になってくれてありがとう

身近に感じるゴボウですが、きんぴらゴボウもたたきゴボウもお正月など「ハレの日」に出される料理だったり、お祭りなどではお供えするための料理でしたが、江戸時代には庶民の日常食になったそうです。

我が家でも常備菜として便利な食材のゴボウ。煮物やおひたし以外にもぬか漬けもおすすめ。お味噌汁とかおにぎりを食べたときに「日本人で良かったなあ」と思うことが多いですが、これからはゴボウにも日常食になってくれたことを感謝する気持ちが生まれました。

皮に風味があるので、むかずにタワシでこするか、包丁の峰で軽くこそげる程度に。四季を通じて出回る野菜ですが初夏の新ごぼうはアクが少なく柔らかいのが特徴です。食物繊維が多く腸内環境を整える効果の高い食材です。

プチ手話「ゴボウ」

片方の手は親指を出した状態のグーの形(手話で数字の5)をつくり、親指の部分をもう片方の手でくるみます。そして数字の5の手はそのままに、くるんだ手を水平に動かします。

ごぼうの手話表現

執筆者:tata

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