漬け酒づくり・それぞれのスタイルとその理由
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今回は、漬け酒づくりの「スタイル=手法」についてお話します。
漬け酒の魅力には、ルールにとらわれず自由に創作ができ、その積み重ねが各々独自のスタイルになってゆく楽しさがあります。漬け酒研究室でも現在のところ、基本の作り方を含めた4つのスタイルを使いわけていますが、それぞれ用途に合わせて考案されてきたものです。好みや用途に合わせて、ぜひ参考にしてみてください。
目次
フレンチカリブ・ラテン諸国などで見られる「ラムアランジェ=アレンジラム」、「ラムパンチ」の手法を参考にした基本スタイルです。
ラテン諸国の露店でお土産として売られているスタイルに、予め具材の入ったボトルを後から原酒で満たす手法があり、そこから着想を得ました。飲食店での提供やイベントへの出品など複数銘柄のレシピを同時進行で仕込む際に容器の洗浄・消毒などの作業面の時短化や提供のしやすさ、銘柄のPRなどを考慮したスタイルです。
フレンチカリブ諸国の人気レシピで、主に乾燥させたオレンジの果皮を漬け込む「シュラブ」があり、そこから着想を得ました。仕上がりの味わいの濃厚さは具材の量と抽出具合が決め手となります。具材を乾燥させることでその風味が凝縮され体積も小さくなる為、容器に具材をより多く入れられ、抽出濃度も高く豊かな味わいに仕上がります。また、ドライフルーツを手作りするのも現地感があって楽しいです。
前述のスタイルの特徴を踏まえ、ギフト商品としてミニチュア化したスタイルです。さらに手軽さと遊びの要素が加わり、飲みきりサイズで「漬けくらべ」などレシピ開発や実験にも便利
このように実際に作ってみると、それぞれの視点でさらなる気づきがあって面白いと思います。
日々の暮らしが豊かになる「漬け酒ライフ」ぜひ、お試しください。
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