小さなこだわりも重要なポイント
手話の学習辞書・辞典や参考書は、英語やそのほかの語学、はたまた語学以外の専門科目に比べても、種類が少ないのが悩み。例えば、こっちの辞書とあちらの辞書のどちらが使いやすいかなぁと比べることも書店では難しく、手話関連の本がどこの書店でも買えるというのは、まだまだ先のように感じます。大型書店でも取り扱いはごく一部だし、内容を確認してから購入したい場合は、耳の日などのイベントでの書籍販売コーナーで吟味しまくるか、渋谷にある東京都聴覚障害者自立支援センター(ここでも確認したい本がすべてあるとは限りません)に行くか、それとも直観で中身は確認せずにネットで購入するかと、なかなか不便な選択肢ばかりです。
自分の思い通りに購入が困難な状態にあるのに、あくまでも私的な意見ですが、おすすめされた「わたしたちの手話学習辞典」が好みではない。いえいえ、内容は素晴らしく、全国手話検定にも対応していて、情報も新しい学習辞典なので購入した方がいいのはわかっているんです。でも…。
さて困りました。何が購入に歯止めをかけているかというと、イラストや色使いが好みではない点。「そこなの!?」と思うでしょうが、学習のモチベーションを上げるには、わたし的には、重要ポイントなのです。たまにある挿絵くらいなら中身が良ければ我慢もできますが、手話辞典はほぼイラストなのは当たり前です。ページを開いたときに自分が見やすいな覚えやすいなと思えるイラストの方が、記憶にも残りやすいはず(あくまでも持論です)。
イラスト・サイズ共に満足「わたしたちの手話」
学習にはおすすめの「わたしたちの手話学習辞典」の代わりに、目にとまったのが「わたしたちの手話」。昭和44年に第1巻が発行され、10巻まで続いたのが「わたしたちの手話」で、改訂版が学習辞典なのかと思います。
埴輪の表紙に魅かれ、しばらく気になっていたのですが、なかなか中身を確認することができずにいました。ネットにチラッと確認できたときに、おっこれはいい感じの雰囲気と察知。しかし1冊1,000円しないと言っても10巻揃えるとなると、まあまあな金額になるし、そもそも販売終了している巻があるではないですか。そうなるとオークションやネットフリーマーケットで探すしか手はありません。
とは言え、全巻揃って出品している人も少なかったのですが、時を待ち無事に全巻購入。新書判のサイズは 、バッグに1冊忍ばせていても邪魔になりません。社会党などの古い単語もありますが、古い手話も覚えていると、ろう者との会話が広がり、コミュニケーションに役立ちます。
難点と言えば、10巻をまとめた索引を購入することができなかったので、「あの言葉の表現は…」と調べたいときに、何巻に載っているのか、さっと探せないこと。ならば、索引は勉強しながら作ればいいじゃん!と前向きに考えることに。索引は随時更新しますので、同じく持っていないという方がいらしたら、ご自由にダウンロードしてください。
索引
発行時期による掲載単語の確認はしておりません。まとめた索引は、下記の増刷回数を参考にしてください。
わたしたちの手話(1)第22刷発行 只今こちらを作成中
わたしたちの手話(2)第13刷発行
わたしたちの手話(3)第6刷発行
わたしたちの手話(4)第7刷発行
わたしたちの手話(5)第9刷発行
わたしたちの手話(6)第7刷発行
わたしたちの手話(7)第5刷発行
わたしたちの手話(8)第5刷発行
わたしたちの手話(9)第6刷発行
わたしたちの手話(10)第6刷発行
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