スーパーのおつとめ品には、たまに「これ、めっちゃお買い得!(心の声)」と、胸が弾む商品が並んでいることがありますよね。ただし果物や野菜は、あと一歩で腐る寸前のまったなし状態のものも多いため、帰宅してすぐに加工できる時間と気力があるかどうかを自分に相談してからじゃないと購入決定はできません。「きょうは余計な物は買わない」と思っている日に限って、出会ってしまうのも世の常なのでしょうか。
先日、珍しく買う物を決めてスーパーに立ち寄った日のこと。通りかかったおつとめ品コーナーにふと目線がいくと、そこにはゴールデンキウイの6個入りと7個入りの2パックが並んでいるではないですか!もちろんわたしの目はキラキラ。しかしそのときのわたしはカゴを持たず、すでに買う予定の食材を両手に持っていたので、2パックのキウイを確保することができません。すぐさま一番近いカゴ置き場に向かい、カゴを手に入れ、おつとめ品コーナーに戻ってくると、なんとキウイを押しながら悩んでいる様子のおばさまがいるではないですか。
このおばさまはそんな事は思わないかもしれませんが、わたしは在庫がひとつしかないものを他の人が狙っていると分かったら、自分が買ってしまう卑しいタイプの人間ですから、おばさまにわたしの気配がばれるといけません。ほかの食材を選んでいる風を装いながら心の中では「そのまま食べるには、そのキウイは柔らかくなりすぎですよね。大家族なら6個を1~2日で消費できますけど、わたしは2人家族なので2日で6個は無理です。おばさまのお宅はいかがですか。私はジャムにしたいから、できればその2パック13個のキウイを譲ってほしいなあ」と唱えてました。
数分後、そんな気持ちが通じてかどうかは分かりませんが、おばさまはキウイの前から立ち去り、わたしは2パック、計13個のしわしわやわやわキウイを手に入れることができたのです。こういうときは勢いが大事なので、帰宅してすぐさま、しわしわやわやわキウイの皮をむき、砂糖と一緒に鍋のなかに。細かくカットしなくても果肉がとろっとろのゴールデンキウイジャムができ大満足。
ジャムの砂糖ってどうしてる?
1度に大量のジャムを作るタイプ?ジャムは少量で作るタイプ?
1度につくるジャムによって砂糖の量を変えることができます。わたしは在庫の場所もないし、砂糖を少なめで作りたいので、後者の「ジャムは少量で作るタイプ」派です。短期間で消費できる量であれば、砂糖を少な目にして作っても問題ありません。砂糖の濃度と保存の目安は…
高糖度(65%以上)は2年ほど
中糖度(55~65%)は2年から1年半 ※保管場所などによっても変わります。
低糖度(40~55%)は6ヶ月未満
ジャムと言えるのは、糖度40%以上と日本農林規格(JAS 規格)で定められています。
今回は量も多くなくすぐに食べきれるので、キウイ全体の重さの30%のお砂糖で作りました。濃度30%なのでジャムではなく、果物加工品ですね。
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